不動産会社との出会いがポイントに。
良い部屋に住めるかどうかは、良い不動産屋(良い営業マン)に出会えるかどうかが、ポイントとなる。
部屋を決めるまでには、不動産屋さんを訪れ、不動産屋さんに契約するまでの過程が必要である。
自分の希望に合った理想的な部屋を見つけるには、不動産屋さんを何軒か、訪れ、複数の不動産屋さんの人と付き合い、その中から、良い営業マンが、良い物件を紹介してくれることを期待しましょう。
良い不動産会社を見つける方法
お客さんが多い不動産屋さんが、良い不動産会社とはかぎらない。
良い不動産会社を見極める方法
これは、「賃貸生活 A to Z」の著者である秋津智幸さんが、「賃貸生活 A to Z」で書かれているテクニックである。
秋津智幸さんは、不動産コンサルティング技能登録者、宅地建物取引主任者、ファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得されています。
不動産投資専門の仲介会社の勤務経験があり、
不動産相談のプロフェショナル 2103-SUPPORT.JP 誰も教えてくれない賃貸住宅の話 住宅購入を考えている人に読んでほしいブログなどのサイトを運営されています。
店頭に貼られている物件情報のチラシの状態を確認する。
1.物件情報のチラシが、どれくらいの頻度で更新されているかを確認する。
これは、その不動産屋さんの信用度を測る上で、重要なポイントとなる。
入居者が決まった時点で、その物件情報のチラシを削除している不動産会社は、信頼できる。
その不動産会社の近くを通れば、チェックしましょう。
その他の物件情報のチラシでのチェックポイント
- 日に焼けた汚い紙で放置していないか?
- 情報に過不足がないか?
これらの物件情報のチラシをチェックすることで、その不動産会社が、賃貸情報を、どれだけ大事にしているかがわかる。
賃貸情報を大切に扱う不動産屋さんは、お客さんも大切にすることに繋がる。
良い営業マンを見つける方法
良い営業マンを見つける方が、良い物件が見つかりやすい。
不動産の営業マンを2つに大きく分けると、大家さん側にたつ営業マンと客側に立つ営業マンと分けることができる。
不動産屋さんの価値は、物件情報である。
良い不動産屋の営業マンを見た目だけで判断してはいけません。
大家さん側に立つ営業マンのテクニック
- 一度来たお客さんを絶対逃さない。
- その日のうちに捺印を求める。
大家さん側に立つ営業マンの口癖
「既に、○名の人が契約を検討してます。」
愛想が悪くても、年配の営業マンの方が、経験豊かである。
不動産会社に入店し、最初に話をした営業マンが担当者になる事が、ほとんどである。
そのため、不動産会社の店舗に入店して、店内を見回し、すぐに、自分の話をよく聞いてくれそうな営業マンを選ばなければならない。
よい営業マンを選別する方法
- あなたの質問に対して、わかりやすく答えてくれるか?
- 専門用語を連発しないか?
- 短時間で決めさせようとしていないか?
- 他の不動産会社でも探してることを匂わせると、その不動産会社の悪口を言ったりしないか?
- あなたの目を見て話しているか?
- あなたと対等な立場に立ち、説明しているか?
「掘り出し物ですよ!」を繰り返す営業マンには注意。
理想の営業マン
最初の物件以外に、一生懸命に別の物件を見つけてくれようとしてくれる人。
但し、不動産会社の都合の良い物件を無理強いしないかを注意が必要。
営業マンに自分の希望条件をうまく伝える方法
良い営業マンを見つけると、大家さんとも融通を利かせて、上手く交渉してくれたり、掘り出し物を紹介してくれる。
自分の条件があいまいでは、相手にされない。
- 自分の希望条件を書き出し、メモする。
- その希望条件に、優先順位を付ける。
- その紙を営業マンにチラッと見せながら、希望条件を伝える。
要は、営業マンに、物件を探しやすい環境を作る事が大事である。
希望条件に、上手に優先順位を付ける方法
全ての条件を満たそうとすると、家賃は、当然、高くなる。
絶対に譲れない希望条件を決めておく。
希望条件は、実際に、店舗を訪れてから、希望条件を整理し、メールで知らせても良い。
希望条件が変更になれば、速く、不動産屋さんに伝えましょう。
良い物件を紹介して貰うための理想的な流れ
複数の不動産会社を周り、希望条件をはっきり伝える。
希望条件に優先順位を付けておき、絶対、譲れない条件を伝えておく。
良心的で、自分の希望条件に近い物件を紹介してくれる営業マンを探す。
自分の希望条件から、全く外れた物件を紹介する営業マンは、選ばない。
多くても2~3社に絞る。
「1ヶ月以内に。」や「1月はじめ頃までに。」など、引越しのメドを伝えておく。
同じ不動産屋会社に通うことで、営業マンと親しくなり、よい物件を紹介してくれることもあるかも知れない。
同じ不動産屋会社に通うことで、そこの不動産店舗になじみとなれる。
物件がNGの場合、気に入らなかった点を、はっきり伝える。
返事は、早めに出す(2~3日以内)。
返事を怠ると、不動産会社から相手にされなくなることも。
良い物件が見つかるまで、何度も紹介して貰い、返事を出す。
【参考書籍】
賃貸生活 A to Z アスペクト
もう後悔しないぞ 部屋探し 草思社